ワールドジャンプロープ ジャパンセレクション 2018開催!

1月13日(日)日本ダブルダッチ協会主催によるダブルダッチのワールドジャンプロープ ジャパンセレクション(以下WJRジャパンセレクション)が大田区民プラザで行われた。
(大田区民プラザ:東京都大田区下丸子3−1−3)

ワールドジャンプロープ(以下WJR)はアメリカのフロリダ州で7月に行われるダブルダッチの世界大会で、2017年には世界から31カ国、800人以上がエントリーし、世界最大級の規模を誇る。

WJRジャパンセレクションはその世界大会であるWJR本戦への出場権を争う日本の大会で、今大会も日本中からおよそ50チームが参加し、熱い戦いを繰り広げた。

われらが大田区のチームではダブルダッチ―サークルのZERO-ONE(ゼロワン)から、LUCY(ルーシー)、sugar(シュガー)、LEO(レオ)の3チームが参加した。

LUCYはADDL(アメリカンダブルダッチリーグ)やDDCW(ダブルダッチコンテストワールド)などの国際大会でも活躍する有名なチームで、WJRでも期待されていた。小学5.6年生の部の4種目に出場し、シングルススピードで334.5回、ペアスピードでも驚異の361回を跳び優勝。フリースタイルでもミスの少ない演技でスピードと合わせて4部門で優勝した。総合部門ではジュニア部門(中学2年生以下の部)になるが、年上のチームを圧倒し準優勝の好成績を収めた。スピードやクオリティの高さには定評があるチームだが、今年はさらに磨きをかけミスの少ない洗練されたチームとなっていた。

sugarは小中学生混合のチームでダブルダッチ歴は長いがWJRは初参加。スピード競技では緊張からかミスも見られたが、フリースタイルでは落ち着きを取り戻し、いつもの力を見せてくれた。練習中でも面倒見の良いチームワークの良さが大会本番でも発揮され、最後の種目ペアフリースタイルではミスもなく素晴らしいパフォーマンスを披露した。

また、今回が公式戦初挑戦ののチーム、LEO(レオ)【小学3年生5人チーム】が、デビュー戦とは思えない堂々たるパフォーマンスでスピード、フリースタイル(4年生以下の部)など4部門で優勝した。観衆の前で楽しく跳躍し表現しつつも、きちんとした技術の高さを感じさせてくれ、将来が楽しみなチームであった。

主催のJDDA日本ダブルダッチ協会からの総評では「スピード競技のレベルアップを感じた。以前は300超えで争っていたのが、400を超えネクストステージへ移行している。また、子供たちの力強さとコーチの知識と経験が上がり、全体的に底上げされている」と語った。

ジュニア部門総合優勝のZ-Banity(日本橋中学校)とシニア部門で総合優勝したYABAI de Boys(一般)は日本代表権を獲得しフロリダで行われるWJRチャンピオンシップへ出場する。

総合優勝したチーム以外にも出場の可能性が残されており、例年では好成績を収めJDDA日本ダブルダッチ協会から推薦されたチームにもWJRチャンピオンシップへの出場権が与えられている。大会中での発表はなかったが協会で検討の上、近日発表される予定だ。

なお、来年のWJRジャパンセレクションもすでに開催が決定しており、以下の通り。
今回観戦できなかった方にも、ひたむきな選手の熱さを生で体感して欲しい。

WJRジャパンセレクション2019
日時:2019年1月20日(日)
場所:大田区民プラザ

(※注意 2019年の大会予定です)

私たちのステージは世界!海を渡る若き選手たち

ダブルダッチとは
3人以上で行い2本のロープを使って跳ぶ縄とびです。縄を回す人をターナーと言い、縄を跳ぶ人をジャンパーと言います。300年以上前のアメリカへオランダ人が持ち込んだといわれ、オランダ人が複雑でおかしなことをしたときにイギリス人が言う俗語からダブルダッチとよばれるようになったそうです。2本の縄があれば手軽にできて、体力、集中力、創造力、チームワークなどを養うことができることから、若者や子供を中心に世界に広まる人気のスポーツとなっています。

 

ダブルダッチ団体ZERO-ONEについて

ZERO-ONE(ゼロワン)
2002年大田区に結成。及川コーチが職場の保育園で指導したのがきっかけ。当時の園児たちが小学生になっても続けたいとの希望でダブルダッチスクールZERO-ONEが誕生。現在ROJER 、Rouge、LUCY等が所属。
 
及川和宏(Kazuhiro Oikawa)
JDDA(日本ダブルダッチ協会)公認インストラクター
区内の保育園に勤務しながら、ボランティアで大田区のダブルダッチチームを指導し、チームを幾度も世界大会へ導いている。
日本ダブルダッチ協会公認インストラクターとしての活躍も長く、多くのダブルダッチ関係者とも交流が深い。
 
ROJER(ロジャー)
 
ROJER(ロジャー):小学3年生の時にチームを結成。現在中学3年生。中学1年生の6月にADDL世界大会に出場。勢いもそのままにその大会において三種目で優勝。さらにADDL制覇後の同年12月、NDDL世界大会も制覇し日本で初の二冠に輝いた。幾多の困難を乗り越え世界の頂点に立った傑出のチーム。
 
成績:
2015年 
ADDL世界招待選手権大会
5th シングルス 優勝
5th ダブルス 優勝
 
NDDL国際大会
スピード 優勝
パフォーマンス優勝
 
2016年
WJRジャパンセレクション 総合優勝
ネクストヒーローズEAST Jr部門優勝 
 
メディア:
みんなのニュース
三代目 J Soul Brothers スペシャル 他
 
 
Rouge(ルージュ)
 
Rouge(ルージュ):中学校2年生6名のチーム。小学校2年生から競技をはじめ、数々の世界大会のタイトルを手にするまでに成長した驚異のチーム。息の合った表現力豊かなスタイルはチームとしての大きな武器となっている。2分スピードダブルス部門(4年生以下)の日本記録を保持。
 
成績:
2014年
ADDL世界招待選手権大会
4th シングルス 優勝
4th ダブルス 優勝
 
2017年
WJRチャンピオンシップ(世界大会) 
スピードリレー 優勝
ペアスピード 優勝
ペアフリースタイル 優勝
総合 優勝
DDCフリースタイル 優勝 
 
メディア:
モヤモヤさまぁ~ず2
ダブルダッチ世界大会 アメリカへ挑む少女たち 他
 
 
LUCY(ルーシー)
 
LUCY(ルーシー):小学校6年生の男女5名のチーム。小学校低学年から競技をはじめ、国内外の大会で活躍。スピードに強くチームワークに定評のあるチームでまさに伸び盛り。これからの活躍がさらに期待されている。
 
成績:
2017年
ADDL世界招待選手権大会
シングルス 優勝
ダブルス 優勝
ツインスピード 優勝
 
ダブルダッチコンテストJAPAN 
スピード 優勝
ダブルダッチコンテストワールド(香港) 
スピード 準優勝 他
 
メディア:
めざましテレビ
ミュージックステーション 他
 
※「ダブルダッチ競技種目」と「ダブルダッチ主要大会」の詳細は記事後半で

 

世界で活躍する選手を育てるコーチ、及川さんに聞く

大田区ダブルダッチチームの誕生

―大会が続く大事な時期にお時間頂きありがとうございます。早速ですが、ダブルダッチについていろいろお話をお聞きしたいと思いますが、まずは、いつ頃からダブルダッチを教え始めたのでしょうか。

及川さん ダブルダッチのスクールに通っていたこともあり、当時保育園の運動会などで子供たちと一緒にやり始めたのがきっかけですね。それがなかなか好評でして、その子たちが小学生になったあとも続けたいということで、ダブルダッチスクール「ゼロワン」を結成しました。

―JDDA(日本ダブルダッチ協会)のインストラクターはその頃になられたんですか。

及川さん インストラクターになったのは小学生に教え始めた数年後です。その時にJDDAのインストラクター制度ができたんですよ。インストラクターになるとダブルダッチの大会のスタッフとして呼ばれることもあって、事前にルールの講習会などを行うんですね。そういったことを通してダブルダッチの見識を深めることができるし、子供たちに還元できるかなと思い、インストラクターになりました。あと、ダブルダッチ仲間と交流できるっていうのも大きいですね。

―普段ダブルダッチの練習はどのようにやってらっしゃるんですか。

及川さん 小学校や中学校などの体育館、区民センターなどの公共施設などをお借りして、所属6チーム中4チームを僕が教えています。1チーム、週に3回くらいずつ練習しているので、ほぼ毎日どこかで教えています(笑)。

―ダブルダッチは競技によっては、一組4人以上必要ですが、どういった形でチームが組まれるのでしょうか。

及川さん 最初は1人~2人で参加する子が多いので、長く続けそうな子には「お友達誘っておいで」と言って、気の合う仲間を集めてもらったりしています。

―チームが作れない場合もあるのでしょうか。

及川さん 以前にチームメイトが足りなくて大会に出られないときもありました。大会の部門は学年で分けられることが多く、例えば小中学生で組まれたチームが大会に出場するときは、一番上の学年に合わせて中学生の部でエントリーしないといけないんです。それでも良いのですが、同学年の友達と組んで、その学年の部門に出場した方が結果が出やすかったり、チームが長く続きやすかったりしますね。

 

世界へ羽ばたく若き挑戦者の戦い

―最年少のチームは何年生ですか。

及川 3年生ですね。3年生のチームは4つの小学校の子が集まって作られたチームです。お姉ちゃんがダブルダッチをやっているのを見てはじめた子もいます。上級生のチームは世界大会で優勝することもあるんですよ。

―そうなんですよね。ZERO-ONEのチームは世界大会で大活躍されているんですよね。

及川さん 6月にアメリカのサウスカロライナ州で行われるADDL(アメリカン・ダブルダッチ・リーグ)国際大会、7月にWJR(ワールド・ジャンプ・ロープ)世界大会チャンピオンシップ、8月には香港で行われるDDCW(ダブルダッチコンテストワールド)の世界大会にも出場しました。

-ADDLの大会に参加するのは今回が最後だと伺ったのですが。

及川さん ダブルダッチの大会としていちばん最初にできた大会で歴史も深く、四十回を超える大会だったのですが、参加国が減ってしまい、日本の参加は今回が最後とされています。

-もっとも大きな大会はどちらになるのでしょうか。

及川さん WJR(ワールド・ジャンプ・ロープ)じゃないでしょうか。一番新しい大会なのですが、ダブルダッチだけでなく短縄など縄跳び全般で種目があり、部門も細かく分かれていて、参加国、参加者も年々増えています。オリンピックに一番近い大会かもしれません。日本でも予選大会への参加チームが増えてきています。

-他にはどのような大会が?

及川さん 毎年12月にはニューヨークのアポロシアターで行われるNDDL(ナショナル ダブルダッチ リーグ)という大会があります。こちらはフュージョンスタイルという音楽に合わせて行う競技になります。日本国内ではこの大会を目指す選手が多いですね。一昨年にはROJER(ロジャー)がNDDLで優勝しました。ROJERはADDLとNDDLの2冠を日本で初めて取ることができました。

 

世界への切符を拒む思わぬ困難

-世界大会2冠ですか。すごいですね。ただ、アメリカをはじめ海外での大会なので渡航費や遠征費が大変じゃないですか。

及川さん そうですね。活躍すると一年で数回海外へ行くこともあり、ほとんど自己負担になるので、親御さんも大変だと思います。寄付金が集まるように企業の方を紹介してくださる方もいましたが、なかなかうまくいきませんで、残念ながら日本代表を辞退させて頂いたこともありました。

-そうなんですか。それは何とも残念ですね。

及川さん 補助金なども頂けることもありますが、まだまだマイナーな競技なので、自己負担が大きいですよね。

-日本で優勝して、世界大会へ行ける実力があるチームでも競技以外の部分でとても大変ですね。ちなみに予選大会はどういうものでしょうか。

及川さん おおまかに言うと日本で行われるものが予選で、小学生、中高生、一般などの部門ごとに優勝したチームが世界大会へ出場します。優勝以外にも成績の良いチームの中から推薦で何チームかが選ばれる大会もあります。日本は世界的にみてもレベルが高いので、ここで勝ち抜くのがまずは難しいですね。

-確かに過去の成績を見ると日本チームの活躍は素晴らしいですね。

及川さん フュージョンのように音楽に合わせて演技するというのは日本が長けているようです。

-外国の方はダンスなど盛んで上手なので、リズムに合わせて演技するのは得意なイメージでしたが、そうでもないのですか。

及川さん 外国の方は細かいリズムに動きを合わせて魅せる感じはあまりないですね。どちらかというと力技が多く、大雑把なイメージがあります。日本のチームは曲全体をきちんととらえて、音に繊細に反応して演技を作っています。

-世界での活躍に期待大ですね。

及川さん スピードはミスをすると減点になってしまう大会もあれば、減点は無く、ひたすら跳んだ回数競う大会もあるので、それぞれの大会で作戦や駆け引きも多くあります。練習内容も種目や大会によって変えています。パフォーマンスは体調が崩れると本番に間に合わないこともあるので、余裕を持って仕上げるようにしています。

-なかなか気が抜けないですね。

及川さん そうですね。インフルエンザも怖いですね。以前、メンバーが変わりばんこに感染し、ひと月チーム練習ができなかったときもありました。また、大会の3週間前に靭帯損傷(全治3週間)してしまった子がいて、メンバーみんなで涙…ということもありましたね。

-それは皆さん落ち込んだでしょうね。

及川さん 優勝目指して頑張っていたので、かなりショックでした。でも、その後その子がなんとか歩けるようになったので、ダメもとでも出場しよう!と決めました。その子の負担を減らすために動きを減らしたり、スピードを他の子にやってもらうなどパフォーマンスを変更しました。時間が無かったので残り2週間毎日練習したのもありましたが、優勝しちゃった時は驚きました(笑)。

-それはすごい!

及川さん ホントすごいですよね。それもやっぱり怪我をする前から、しっかり練習してパフォーマンスが全部完成していたというのが大きいですよね。だから怪我をしてしまいましたが、変更したところの練習に集中できました。あの時点でパフォーマンスが完成していなければ優勝はなかったでしょうね。

-早目の準備が優勝のカギだったと。

及川さん 余裕を持って進めていくのが大事だとあらためて実感しましたね。だから今は2ヶ月前には大方パフォーマンスを完成させて、1ヶ月前には最終調整をしていくというやり方にしています。
 
-大会で勝つということの難しさですね。指導されるときに苦労されるところはありますか。
 
及川さん 僕の苦手分野ではダブルダッチの仲間にも協力いただいてます。アクロバットの指導や振付など手伝ってもらうこともあります。
 
- みんなの協力でやってらっしゃるのですね。
 
及川さん ZERO-ONEには欠かせない仲間たちです。また、大田区にも協力してい頂いていて表敬訪問させて頂いたり、ウェイトリフティングアジア選手権などのイベントにゲストで呼んでいただいたり、いろいろ声をかけていただいて普通では経験できないような事をさせて頂いていますね。練習場所も提供して頂いてとても助かっています。世界大会の渡航費や準備費用などいろいろお金がかかるので、もう少しそのあたりも助けていただけるとホントは嬉しいんですが…(笑)
 
-もしかしてそこが一番必要かもしれませんね(笑)
 
及川さん 他のチームでは練習場所に困ることも多いらしく、こうやってみんなで練習できるだけでもありがたいですけどね。

 

世界をつかむ日々の練習とは

-練習は何時頃までやられるんですか?

及川さん 日によっていろいろですが、僕の仕事が終わって19時に始めて、だいたい21時半ごろまでですね。土日は午前中の9時から12時ごろです。

-週の半分くらいは練習ですか。

及川さん 大会の上位を目指しているチームは週に3回以上は練習しています。僕は4チームかけもちで週7で練習をみてます。

-毎日じゃないですか。

及川さん そうですね。

-それを続けられるモチベーションはなんでしょう。

及川さん 海外に行けることですかね(笑)それもありますが、保育園でみてた子が成長して大会で活躍したり、良いパフォーマンスが出来るのはとても嬉しいですね。ROJERとは彼女たちが2歳の時から13年間のつきあいです。

-小さかった子供たちが成長して海外で活躍していくわけですもんね。すごいです!

及川さん そうなった時はやはり嬉しいですね。でも、チームによって目標は違くて、純粋にダブルダッチを楽しむだけでいいというチームは地域のイベントで発表することが目標だったりします。

-基本は楽しくやるのが大事ですもんね。

及川さん そうです。基本は楽しくですね。ただ、勝つとなると自分のやりたいことをやれるとは限らないし、練習も厳しくなっていきます。やる気と真剣さは大事ですね。

-最近ZERO-ONEチームがテレビや、新聞などでも取材されて注目も集まっていますし、ダブルダッチ全体も盛り上がってきてこれからが楽しみですね。

及川さん 縄跳び自体は小学校でもやっているのでダブルダッチになっても跳べる子は多いです。ただ、縄を回す方はある程度の技術が必要なので、いきなりやってもうまく回すのは難しいです。指導する人がたくさんいれば、もっと広まりやすいでしょうね。縄の種類もビーズロープや綿ロープなどありますし、その中でも長さや重さもいろいろあるので、用途によって使いやすいものを探しています。

-聞けば聞くほど奥が深いですね。本日は大事な大会の前の貴重な時間をありがとうございました。引き続きZERO-ONEのダブルダッチチームを応援させて頂きたいと思います。

及川さん ありがとうございます!ダブルダッチを広めてください。

-はい。頑張ります!ありがとうございました。

ダブルダッチ競技種目について

スピード競技
決められた時間内でいかに速く跳ぶかを競う競技です。時間は大会によって変わり、ミスをすると減点となるものもあります。

フリースタイル
およそ1分前後にそれぞれのチームが考えた演技を行います。演技中にジャンパーとターナーが入れ替わることができます。難易度の高い縄技やアクロバット、演技の独創性が高得点につながります。

フュージョン
音楽を流し、決められた時間内(2分~3分)にフリースタイルの演技を行います。演技と音楽の融合(フュージョン)の巧みさが評価のカギになり、表現力も点数につながります。

規定演技
決められた時間内に、大会規定の演技を行います。正確な演技と優雅さなどの判定基準がありチームワークが求められる競技です。

 

ダブルダッチの主要大会

ADDL(アメリカンダブルダッチリーグ)
開催地:アメリカ合衆国 サウスカロライナ州サムター、ニューヨークなど
種目:規定競技、スピード競技、フリースタイル(3種目ともシングル部門、ダブルス部門あり)
44回を迎えた最も歴史のあるダブルダッチの世界大会。近年参加チームの減少により2017年を最後に日本は不参加を決定。

WJR (ワールドジャンプロープ)
開催地:アメリカ合衆国 フロリダ州オーランド、フランス パリ、ポルトガル
種目:スピードリレー、ペアスピード、フリースタイル(シングルス・ペア)など
2011年から開催された新しい大会だが、近年は31カ国の参加国を誇る。年々参加国は増えており、オリンピック競技としての一翼と考えられるほどに。日本から参加するチームの活躍が目覚ましい。

DDCW(ダブルダッチコンテストワールド)
開催地:日本、フランス、香港、その他
種目:スピード、フュージョン
日本が発祥の大会で、WJRに肩を並べる世界最大級の大会。年々注目度を増す熱い大会。

NDDL-Double Dutch Holiday Classic(ナショナルダブルダッチリーグ ダブルダッチホリデイクラシック)
開催地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州アポロシアター
種目:スピード、フュージョン
日本国内の予選大会Double Dutch Delight(ダブルダッチデライト)で選ばれたチームが出場できる国際大会。ニューヨークのアポロシアターで行われ、ダブルダッチの大会では珍しく賞金が出る。

 

編集後記:
 及川さんとの出会いはダブルダッチに参加されているお子さんのお父さんとお知り合いになったのがきっかけでした。お父さんに大田スティッキーズの話をしていたら、「うちの娘が世界大会に出るんです」とのこと。大田区の子供たちが海を渡って活躍している話をお聞きして、驚きと同時にまだまだ大田区のことで知らないことは多いと実感いたしました。
 ダブルダッチのお話をお聞きしているうちに、どうしても大会の応援に行きたくなってしまい、図々しくもアメリカ合衆国サウスカロライナ州で行われるADDLの大会にお邪魔させて頂きました。子供たちが世界の舞台で堂々と競技し、立派な成果を披露する姿に胸を熱くしながら、たいへん貴重な体験をさせて頂くことができました。
 ZERO-ONEのみなさん、それを支える親御さん、及川さんをはじめとしたコーチの方々、また関係者の皆さまより、勇気と感動を頂きました。文末で恐縮ですが心より感謝申し上げます。ありがとうございました。これからもダブルダッチのさらなる発展とチームのご活躍を祈っております。